お客様より、お電話等により仲介会社に査定の依頼を申し込みます。
売買の予想価格を基準として、価格調査を掲示されます。
あくまでも売出し価格なので、成約価格ではありません。
依頼の数日後に広告等により、買手探しが始まります。
関心のある買手が現れると、現地案内をされますが、何人も見に来ているのに、なかなか決まらないケースも多々あります。
ようやく買手が見つかっても、値引き交渉や買手の有利な条件を強いられる事も珍しくなく、双方の引渡し日の食い違いや、支払い条件等で白紙に戻ることもあります。
買受、売り渡し共に、条件の提示は仲介業者主導で行われ、買手との直接交渉は出来ない事が殆どです。
ですので、買手の本当の言葉や気持ちを受け取ることは出来ず、仲介業者の言う事飲みを頼りに行動するしかありません。
一般の方が買手の場合、ローンを組むケースが多く、その場合、買手のローンが不成立の際は、白紙解約となる特約をつける事が慣行となっています。
「契約が終わり喜んでいたら解約になってしまった・・・」なんて事も珍しくありません。
最初の価格提示から3ヶ月なのか1年なのかは、結果以外には判断が付きません。
長期の販売期間によって、相場自体が下落してしまい、後手を踏んでしまったケースも、多々見られます。